「安産祈願」
 生まれてくる子供の健康と安産を祈って妊娠5か月目の戌の日に岩田帯を締めます。 この事を着帯(ちゃくたい)といいます。この着帯は平安時代から宮中で行われている「着帯の儀」からきています。
 また、戌の日に岩田帯を締めるのは、犬が多子多産である事に因んでいるためです。
 お払いは妊娠5か月目が一般的ですが、妊娠5か月目の戌の日に磐田帯を締めたいことから5か月目の少し前にされる場合もあります。


「お宮参り」
 無事生まれてから家族そろって神社に参拝し子供の健やかな成長をお祈りします。


「初誕生祭」
 無事一歳を迎えたことを感謝致します。
 昨今は、当たり前のように一歳を迎えることができるようになりました。
 その当たり前のことに感謝することは大変大事なことだと思います。

「七五三詣」
 男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳に神社に詣でて無事に育った御礼と、将来なお順調に成長するよう神さまにお祈りするのが七五三詣です。
 現在に伝わる七五三は、江戸時代に武士階級で行われた儀式がしだいに庶民の間にも広がったものと言われています。
 その年の謂われは次のとおりです。
 男女共3歳になると胎髪(乳児のころより伸ばした髪)を除いて始めて髪を伸ばす「髪置」(カミオキ)の祝。
 男子は5歳になると始めて袴をはく「袴着」(ハカマギ)の祝。
 女子は7歳になると付けひもを解いて、 初めて帯をしめる「帯解」(おびとき)との祝。
 11月15日の日取りつきましては、五代将軍徳川綱吉公の子息である徳松の髪置き祝いが行われたことを前例とされています。


「十三詣(十三参り)」
 干支が一回りした厄年であり、身体健康・厄払い・学業成就などの人格形成のお参りです。
 数え年の十三歳は丁度小学校6年生の学齢期に該当することから、知恵授けのお払いともいわれています。


「成人報告祈願」
 成人の日、大人の仲間入りをし立派な社会人としての自覚を持つ大切な節目の儀式です。
 昔は元服といって社会を荷う責任を任された事を意味しました。新成人の門出を祝い個々が立派な社会人として旅立てる様祈願します。


「結婚祭」
 結婚式は新しい人生への門出を祝い、幾久しく幸せな家庭を築く事を神さまの御前にお誓いする大切な儀式です。

「結婚記念感謝祈願」
 別々に生まれた男女が、結婚して同じ生活を共にするうちに喜びや悲しみを分かち合いながらいつしか2人の絆が深まっていくというのが夫婦のあり方の理想像です。2人で築きあった歳月、そして暮らしぶりその他、それらの事を喜び、感謝する。二人が結ばれた日を思い起し記念日を祝うというのが結婚記念神前感謝祈願です。
  結婚記念日は年数により様々に呼称されています。この習慣は西洋の影響から生まれました。明治27年に明治天皇が銀婚式をお祝いになったのが最初といわれ、それから庶民に広まったものです。主に10年目の「錫婚式」15年目の「銅婚式」25年目の「銀婚式」そして50年目の「金婚式」があります。

「厄祓い」
 男性数え25歳と42歳、女性数え19歳と33歳と37歳は厄年といわれています。 体力的、或いは社会環境、家庭環境の転機を迎える年回りといえます。「常の年にあらず 自重せよ」とはまさにこの厄年に際しての警句でもあります。
 当社では大祓詞も奏上致しています。
 
「還暦」
 数え61歳になった事を祝うのが還暦です。還暦とは、十干(じゅっかん)十二支(じゅうにし)の組み合わせが六十一年で生まれたときと同じ「干支(かんし)」になるため、暦が元に還ることを言います。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「古希」
 数え70歳になった事を祝うものです。
 唐の詩人杜甫の「曲江の詩」の一節に「人生七十古来稀」からとったものだといわれています。 平均寿命が短く「人生五十年」といわれた昔はまさに70歳まで生きるという事は稀だったのでしょう。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「喜寿」
 数え77歳になった事を祝います。
「喜」の字が草書体七十七に似ている事からつけられたといわれます。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「傘寿」
 数え80歳になった事を祝います。
「傘」の字が草書体八十に似ている事からつけられたといわれています。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「米寿」
 数え88歳になった事を祝います。
「米」という字をくずすと八・十・八になる事からつけられたといわれます。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「卒寿」
 数え90歳になった事を祝います。
「卒」という字の略図が九・十になる事からつけられたといわれています。
 当社では大祓詞も奏上致しています。

「白寿」
 数え99歳になったことを祝います。別名白字の祝ともいわれ、「白」の字に「一」を加えると「百」になることから、あと1歳で百歳という意味でつけられたといわれます。
 当社では大祓詞も奏上致しています。
人生儀礼
厄年・祝年の早見表です。
厄年・祝年の意味について
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日常祈願